管理業務主任者
管理業務主任者試験
FP被り度 ★☆☆☆☆
FP推奨度 ★★★☆☆
管理業務主任者は例年12月上旬に実施されます。
マンション管理業を営む場合、この資格を持っている人が必要な事情もあり、
宅建ほど受験者は多くないにせよ、切実な事情から受験する人も少なくありません。
難易度も試験範囲が重なるマンション管理士ほどではありませんが、合格率はここ数年20パーセント程度と低く、難易度は高いといえます。
試験範囲は区分所有法やマンション標準管理規約、そして設備などマンション管理に関する知識が問われます。
FPの試験範囲とはその区分所有法や宅建などと重複する法令知識などにとどまり、区分所有法や標準管理規約などはわりと細かい規定まで押さえておく必要があります。
例年建築設備関係の問題は、マニアックで難度が高いのも特徴の一つです。
この試験に合格すると、翌年度からマンション管理士試験の5問免除の適用を受けられます。
このため、この資格を取得してからマンション管理士の受験を本格化する人も少なくありません。
国家資格ということもあり、合格したらその効力は一生有効です。
FPとしても、マンションなどの区分所有建物などの法令知識などを学びたい場合などは取得する価値はあるといえます。
なお、マンション管理士もしくは管理業務主任者の資格があれば、
マンション維持修繕技術者の受験資格が得られます。