銀行業務検定
FP試験と試験範囲が被るため、
ダブルライセンスが狙えるものに銀行業務検定があります。
証券外務員試験と同じく、
銀行など金融機関勤務の方などが資格取得を奨励されており、
その実績と信用も高い資格です。
法務、税務、財務などの主要種目のほか、
年金アドバイザーなども近年注目されています。
銀行業務検定は
種目ごとに年1回実施されますが
受験者が多い種目は年2回実施されるものがあり、
毎年3月、6月、10月の日程の午前か午後に実施される種目を
自由に組み合わせて受験することができます。
種目は2級、3級、4級があり、
1級はありません。
銀行業務検定2級の難易度は高く、
税務2級などは記述や計算もあり、
CFPのタックスや相続よりも難易度が高いと思われます。
3級も種目によっては難易度が高いものがあるようですが、
FPと試験範囲が重なる税務3級や相続アドバイザー3級、
年金アドバイザー3級などは2級FPの難易度と遜色ないため、
要領よく勉強すればダブルライセンスも可能です。
税務4級、年金アドバイザー4級などは、
3級種目より易しく、問題の難易度もおおむねFP3級と遜色ありません。
2016年10月より事業承継アドバイザー3級が新たに実施されるなど
近年は種目数が増え、ラインナップが充実しています。
なお、銀行業務検定では成績優秀だと「個人賞」として表彰されるため、
3級種目や4級種目でも個人賞狙いで受験するケースもあります。